<サキソフォン吹きと猫>…:宵の旭川(2024.09.06)

札幌へ向かう途次、夜の旭川に入って寛ぎ、翌朝から札幌に向かうという計画にした。列車が着いて、宿に入った後、居室で寛いでいて「外の空気に当たる」というようなことを思い付いた。そしてやや遅めな時間帯に街へ出た。

↓「彼」は何時もの場所に掛けていた。猫も居た。「また、この街に寄りました…」と御挨拶という感である。
ACROS 06-09-2024 night at Asahikawa X-Po2 (2)

↓夜の街に鳴り響く音色を何となく想像してしまう。
ACROS 06-09-2024 night at Asahikawa X-Po2 (3)

こうした、街中のさり気ないモノに目線を向けてみるのが非常に好い。

椅子…書架…:稚内市立図書館(2024.09.03)

↓図書館の中に居合わせた朝、こういう様子を見掛けて、持っていたカメラを引っ張り出して使った。
ACROS 03-09-2024 morning X100F
↑開架式の書架が並ぶ向こう、窓辺の閲覧スペースの椅子が見えた。

図書館は2003年に現在の建物となっている。20年余りが経つが、多くの利用者が大切に利用している場所である。 こういう思いも掛けずに出くわす、または気付く興味深い眺めというのは、少し嬉しい。

Web写真展 『美瑛の風景』 / 2024/08/10 ~ 2024/08/31

京都写真美術館「Web写真展」は、過去にも利用した経過が在る。写真を販売するのでもなく、展示のみであれば、ハードルは低い。

今般、「Web写真展」に「空き」が在るので「より利用し易い?」と思い付いて問い合わせると、拙作Web写真展を素早く開催することが叶った。大感謝である!

↓8月10日から始まったWeb写真展である。御愉しみ頂ければ幸甚だ。カラー写真である。
Web写真展 『美瑛の風景』 / 2024/08/10 ~ 2024/08/31

「地元(稚内)に不在らしい?」ということにでもなれば「美瑛に居る?」という冗談が出た。実際、毎年のように美瑛を訪れてしまっていると思う。年に複数回に及ぶという場合も在る。

美瑛でも他の何処でも「景色が好い場所」には「よく知られている感じ」というような画が在るように思う。が、その画と同じような感じという様子には意外に出会えない。そして各人が各々に訪ねた際、「各々が観た様子」に出会う。その「各々が観た様子」が尊いのだと思う。これは何度も美瑛に立寄った中で考えるようになったことでもある。

その「各々が観た様子」に関してだが、同じ場所を観たにしても、季節、天候、時間帯というような状況が異なれば見え方が異なる。そして木々、花、畑の作物というような植物関係のモノが絡まると、同じ場所の見え方も異なる。

そんなことも頭の隅に置きながら、「各々が観た様子」を求めて、終いに何時訪ねて何度目であるのかが頭の中で曖昧になってしまっている程度に美瑛を訪れ、愛用のカメラを提げて動き回っている。極最近ということになる、2024年8月初めの機会に至る迄に随分と「自身」の「各々が観た様子」という画が集まったように思う。

こうした画が集まる中、美瑛やその周辺の文物等に纏わる話題にも触れるようになって来たと思う。そうした話題に纏わる情報も一定程度集積されて来たような気もしている。

美瑛ではモノクロ写真も多々撮っているが、カラーも在る。このカラーの画から気に入ったモノを択んだ。

↓それがこれである。
Web写真展 『美瑛の風景』 / 2024/08/10 ~ 2024/08/31

季節毎、時間帯毎、天候の違いで様々な表情を見せる美瑛である。爽やかで鮮やかな夏季、厳しい寒さの冬季、そういう移ろう季節の狭間と見所は溢れる。酷暑の時季にこそ、各地の皆様にこういう風景を贈りたい。

<青い池>…(2024.08.03)

『泥流地帯』『続 泥流地帯』という小説で1926年の災害の様子が判るのだが、美瑛町や隣の上富良野町では十勝岳噴火災害に配意している。その防災工事の関連で、森に川の水が流れ込んで池が形成されたことで<青い池>が登場している。

↓<青い池>の彼方に、十勝岳の山頂付近が覗いている。
ACROS 03-08-2024 at Biei X-Pro2 (4)

天候が好転していた中、鮮やかな様子を眺めて愉しんだ。

<四季彩の丘>…(2024.08.03)

何度も立寄っている<四季彩の丘>にまた立寄った。何度立寄っても、立寄る都度に面白い眺めを愉しむことが出来る。

↓気に入っている木が、入った辺りに近い場所に在る。
ACROS 03-08-2024 at Biei X-Pro2 (2)

↓天候が好転して行く中、中の散策を愉しんだ。
ACROS 03-08-2024 at Biei X-Pro2 (3)

巨大な花畑を、敢えてモノクロで撮るのも少し愉しい。

12階の眺望…(2024.05.13)

1日動き回り、宿を取った旭川へ引揚げ、寄道で食事を愉しんでから宿へゆっくりと引揚げた。

↓居室に至って窓から眺めた光景が好く、暫し見入っていた。
ACROS 13-05-2024 12F X-Pro2
↑朝から日中の雨交りな天候が好転し、美しい様子になっていた。

こういう様子を好い按配に記録してくれるカメラの存在は有難い。

早目な昼食時に…(2024.05.06)

小雨が交るような様子が続いた。その小雨が冷たく、些かの冷たい風が気になる。気温も5℃を伺うような様子だ。何となく拙宅に籠ってしまうような休業日を過ごしていた。所謂「寝て曜日」的な様子で、午前11時頃に空腹を覚えた。

↓出てみれば御近所の御店が営業中だった。中に入ると「一番乗り」状態だったので、渋い店内の様子を写真に収めておいた。このほんの少し後位からドンドンと来店で、直ぐに席は埋まった。
ACROS 06-05-2024 lunch time X100F

嘗てナイトクラブであった場所が移転で空いた後、食事等を供数御店が若干の改装後に移った経過だ。既に随分と長く発つように思う。渋い内装だ。

こんな感じの写真も面白いと思う。

「ガラスのクレア」…(2023.12.27)

↓敦賀の街で出会える。
ACROS 27-12-2023 on a street at Tsuruga X100F (2)
↑船で浦塩斯徳へ渡り、欧州を目指したという経過が在る敦賀港の100年を記念し、船や列車での遥かな地を目指す旅ということで『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』のイメージにも通じるとモニュメントを色々と用意して街に設置した経過が在るそうだ。静かな敦賀の街を歩きながらそれらを愛でたのだった。この『銀河鉄道999』に登場の“クレア”は、何か妙に「迫る…」というような感じがした。

作中の“クレア”は驚く程美しい身体と、半ば永遠の生命を得ているのだが、何かそこに「納得し切れない」というようなモノを感じている。生身の肉体を取り戻す費用を賄おうと、<999>の食堂車で働いているということなのだ。そこで鉄郎に出逢う。鉄郎は半ば永遠の生命を享受出来るという機会の身体を得ようと旅をしている。何処となく「説話文学」という味わいが在る『銀河鉄道999』の中、“クレア”の挿話は知られている。

色々と想いながら眺めたが、「静かな街中に<999>の食堂車」という光景が何とも言えない面白い感じだった。それらを眺めながら歩いたことが、少し懐かしいと感じるようになった。